代表取締役 社長 渕辺 直樹 |
経営理念
一、私たちは沖縄の地に育った心を大切に、お客様に誠実と安心を届けることを喜びとします。
二、私たちは損得ではなく、尊徳を旨とし、互いに向上心を持ち共に幸せを築きます。
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沖縄の南風に、想いをのせて
― 人が育ち、挑戦が生まれる南風堂のこれまでとこれから ― |
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はじまりは1972年。南風堂のルーツ
南風堂は1972年、沖縄の観光土産を届ける会社として歩みを始めました。
沖縄の文化や風土を大切にしながら、お菓子や商品を通して、その魅力を県内外へ伝えてきました。
創業当時から大切にしてきたのは、「沖縄の心を、誠実に届けること」。
時代や観光のかたちは変わっても、その想いだけは変わらず、商品づくりの根底に流れています。
その後、1996年に現在の南風堂として体制を整え、製造から販売までを手がけるようになりました。
南風堂という社名には、沖縄から吹く南風のように、常に新しい風を吹かせる存在でありたい。そんな想いが、この社名には込められています。 |
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社長就任。想いを組織へつなぐ
私が代表取締役社長に就任したのは2014年です。
当時の南風堂は、長年会社を支えてきた父の経験と判断を軸に動いており、その背中は今でも心から尊敬しています。
一方で、社長という立場になり、「これからも会社を続けていくには、組織として動ける形が必要だ」と強く感じるようになりました。人が育ち、次の世代につながっていく会社にしたい。社員一人ひとりと向き合いながら、任せ、考えてもらう場を少しずつ増やしてきました。
試行錯誤を重ねる中で、「人が主役の組織をつくりたい」という想いが、自分の中ではっきりしていったように思います。 |
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大きな転機から組織化へ
2018年頃から、コロナ禍を経験したことは大きな転機でした。観光が止まり、「お土産が売れる日常」が当たり前ではなくなりました。
そんな中で支えになったのが、お客様の存在です。
「沖縄に行けなくなったけど、南風堂のお菓子で元気をもらっています」「応援しています」
そんな声が、電話やオンラインを通して届きました。商品を買っていただけることはもちろんですが、そのひと言に、本当に助けられました。
私たちはお菓子を売っているだけではなく、沖縄での思い出や気持ちと一緒に、お客様とつながっている。この経験を通して、「売ること」以上に「人と向き合い、想いを届けること」を大切にしたいと思いました。そして、その想いを、会社の共通認識、チームの共通認識として、会社づくりへとつなげています。 |
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チームで学ぶ研修旅行
南風堂では、研修旅行も大切な学びの場として考えています。
行き先やスケジュールは、チームごとに話し合い自分たちで考え、決めます。実際に東京や大阪など県外へ足を運び、どこに行き、何を見て、何を持ち帰るか。そのプロセス自体を、研修の一部としています。
現地では、話題のお菓子店やアパレルショップ、百貨店の売り場などを巡り、商品づくりや見せ方、売り場づくりを体感します。街の空気や人の流れに触れることで、「自分たちなら何ができるか」「沖縄の商品としてどう活かせるか」同じ体験を共有することで、チームの距離も縮まり、新しいアイデアや挑戦につながっていきます。研修後は、振り返りを行います。実際に形になりつつある商品も出ており、何より社員一人ひとりの考え方や行動が前向きに変わってきたと感じています。 |
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人が主役の会社でありたい
社員は、本当に真面目で、一生懸命な人が多いなと感じています。気づくのが早くて周りを引っ張っていく人もいれば、毎日の仕事をコツコツ丁寧に積み重ねていく人もいる。タイプは違いますが、どちらも会社にとって欠かせない存在です。だからこそ、一人ひとりの個性を見ながら、その人が力を発揮できる場所を考えるようにしています。
社員には、「5年後、10年後に自分はどうなっていたいのか」を考えてほしいんです。ここで働く時間が、その人の成長につながって、家族を守れる人生につながっていく。そうであってほしいと思っています。 |
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沖縄の心を形にして、届ける
南風堂がずっと大切にしてきたのは、
「沖縄の地に育った心を大切にし、お客様に誠実な品をお届けする」という想いです。
私たちは観光のお土産をつくる会社です。だからこそ、沖縄で感じた感動や楽しかった思い出を、商品を通して持ち帰ってもらいたい。
見たとき、食べたときに沖縄を思い出して、自然と笑顔になる。そんな商品であり続けたいと思っています。
問屋ではなく、自分たちで誇れるものをつくるメーカーであること。それが南風堂の強みです。 |
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これからの南風堂
これからの南風堂は、観光商品だけでなく、地元の方にも愛される商品づくりに、さらに力を入れていきたいと考えています。2023年にはケーキ店「ボンファン」をグループに迎え、新しい挑戦も始まりました。これまで培ってきた強みを活かしながら、できることの幅を少しずつ広げています。
沖縄には、世界に誇れる文化と魅力があります。だからこそ生まれる価値を活かし、南風堂も売上100億円規模を目指せる会社として挑戦を続けていきたい。ただ、数字を追うことが目的ではなく、人が育ち、挑戦できる環境の積み重ねの先に、その結果があると考えています。 |
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働く人へのメッセージ
「失敗を恐れず、まずは考えて動いてみてほしい」と伝えたいです。経験は必ず次につながります。立ち止まらず、挑戦し続けることを大切にしてほしいと思っています。
同時に、社員が安心して定年まで働ける会社でありたいとも考えています。この会社で過ごした時間を、「自分の人生にとってよかった」と振り返ってもらえることが、私にとって、一番うれしいことです。
南風堂はこれからも、皆と一緒に、人と文化、そして想いを大切にしながら、未来へ向かい挑戦し続けます。 |